空中庭園は進化している
2007年8月 ルミ・スカイ・ウォーク誕生
空中庭園の最大の特徴は、超高層ビルの屋上が開放されているという点。延長122mの円形回廊が空と眺望を楽しむ装置として設けられているが、夜の回廊の魅力を劇的に増したのが、幻想的な星空の散歩道としての整備である。紫外線を吸収して自ら発光する「蓄光石」が敷き詰められ、美しく幻想的なプロムナードを描き出している。これを機に、空中庭園屋上回廊はルミ・スカイ・ウォークと呼び名が改められた。
2008年7月 ルミ・デッキ誕生
空中庭園新ラブスポットの代表格。空中庭園屋上に誕生した新スポット「ルミ・デッキ」は、色鮮やかに輝くLEDが敷き詰められたガラスのステージである。中央には真っ赤なベンチ。周囲にはたくさんの恋伝説を生み出す誓いのフェンス。まさに恋人たちに用意された地上170mの特等席である。
2008年7月 40階展望フロアの進化
2008年に実施されたエボリューションプロジェクトは、空中庭園の建築的空間の凛とした空気を再確認するものでもあった。そこに設置されていた様々な飾りつけは整理され、空間そのものが良く見えるように改められた。内装は「夜、カップルが眺望を楽しむシーン」を意識したものに変更されているが、ダイナミックな空間の骨格は空中庭園オープン当時のままである。
中でも力を入れたのは40階展望フロアの北側エリア(現在のリバー・ビュー)である。そこに全長35mというガラスのカウンターを設け、眺望を楽しむとともに、人々が集い語らう「場」として明確に位置づけた。
2008年7月 人々のためのシーンを作る
展望施設として人々を魅了し続けてきた空中庭園。しかし、ここを訪れた人は単に景色を眺めて楽しんでいただけではない。空に浮かぶ空中庭園という代名詞で呼ばれるように、このダイナミックな建築的空間を楽しみ、「そこにいる」こと自体に胸をときめかせてきた。2008年のエボリューションプロジェクトでは「居場所作り」にも力点を置いた。そこにチェアがあるだけで、その場に意味が生まれるように、そこに人が座っているだけで、その場がひとつのシーンとなるように、様々なチェアを配置し楽しめる空間作りを行った。




2009年4月 新たなる空中庭園へ
展望台とレストラン、二つの機能が共棲していた空中庭園は共棲から一体化へとよりその魅力を高めた。展望台でもレストランでもない、「空中庭園」という新たなカテゴリーの都市型施設へと変貌を遂げた。
そもそも梅田スカイビルは空中都市をイメージして創られている。空中庭園へ至るシースルーエレベーターやシースルーエスカレーターはその空中都市にあるべき移動用の道具なのである。2009年4月には、この連結超高層ビルが目指した空中都市をより多くの方に体験していただくために、空中庭園の一部である39階を含めシースルーエレベーターとシースルーエスカレーターを一般に開放した。
これに伴い従来3階にあったチケットカウンターを39階に新設し、39階は空中庭園のウェルカムロビーとなった。


